株式会社玄同鑑定事務所からのお知らせ
仏教について(8)
2013-03-18
小乗と言われるのは、「自利」である。すなわち、己が修行に打ち込んで悟りを開くことである。これに「利他」を取り込んだのが大乗である。すなわち、自分だけが悟りを開くだけでは足りない。己と衆生と共に、仏道を成じなければならない。やっかいである。仏教における宗教改革、仏教におけるプロテスタントが大乗仏教なのである。
やっかいゆえに、戒をゆるめた。それゆえ、倫理性が薄れた。しかし、独特の宗教文化が花開く。最たるものが、天台本覚論である。
やっかいゆえに、戒をゆるめた。それゆえ、倫理性が薄れた。しかし、独特の宗教文化が花開く。最たるものが、天台本覚論である。