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　2月4日、土佐ノ海の断髪式で鋏を入れさせて戴きました。11回の金星を稼ぎ、関脇まで上り詰めた、非常に人のいい好青年でした。その人柄のせいか、360人もの人が約2時間かけて鋏を入れました。留め鋏は、勿論先代の伊勢ノ海親方（初代藤の川）。おおたぶさをゆっくりと切り取り、満場の拍手の嵐の中、式は滞りなく終了いたしました。
　初めて大相撲の土俵上にあがり、思ったより高いのにびっくり。名古屋能楽堂の舞台に上った時の感覚に近いものがありました。鋏は金鋏に紅白の房。ずっしり重い鋏が入ると、大きなパチンという音が響きます。
　非常に緊張した初体験でした。土佐ノ海改め立川親方、ご苦労さまでした。ゆっくり休んで下さい。