株式会社玄同鑑定事務所からのお知らせ
慢心と謙譲
2021-05-12
スギ薬局の杉浦会長は一代で大店を作った西尾市の名士である。地元への貢献も多大だ。奥さん思いであり、肺がんを患ったことのある奥さんに一刻も早くワクチンをと、思ったのが正直の所であろう。お医者さんの友達も多いであろうが、なぜか行政に頼んでしまった。聞いた以上は、行政も動かざるをえない。何しろ相手は超大物である。やれるだけの事はやった結果が、5月10日の接種である。
接種会場に向かう途中で、「まずいから接種は中止」との市からの連絡が入り優先接種は未遂に終わった。
杉浦会長には俺のいうことなら聞くだろうという慢心があった。確かに手配はされた。しかし、話が漏れた。マスコミにとっては、ワクチンで大騒ぎの今、こんな面白い材料はない。中日新聞が一面トップで扱った。
スギ薬局には一杯、薬剤師がいる。いずれ薬剤師がワクチンを打つだろう。そういう貢献もできる人である。その人がと思うと誠に残念である。
「わたくしは最後でいいから、みなさん薬剤師の接種を受けてやって下さい」と言っていたら。。。。