株式会社玄同鑑定事務所からのお知らせ
パリの大聖堂焼失
2019-04-16
パリのノオートルダム大聖堂の一部が焼失した。
フランス国民は悲しみに打ちひしがれている。850年に渡りパリ市民を見守ってきたあの大伽藍が今は見る影もない。9・11の世界貿易センタービルの崩落を彷彿とさせるような尖塔の映像に愕然とした。
しかしながら、フランス国民はすぐに立ち上がった。国民的な規模で浄財を募り、再建する。この国の文化的な事柄に関する対応の早さならびに質の高さには、誠に驚嘆に値するものがある。それほど、この国は国民それぞれの文化的な資質が高いのである。日本人は、まずは日々の生活に追われ、それほどの余裕がない。文化は二の次である。なんとか見習うことができないか。それを思った大焼失であった。